ちょっと…待って… 結婚…式を…しない…? また心臓が鈍く声を上げた。 じゃあ私は…? 本当の私はどうなる…? 千夏さんとの約束を果たさぬまま、霧の世界に戻って…私は…どうなる…? 『地獄へ…行きたくないでしょう…?』 いつしか自分のことより、彼のことを考えるようになっている自分に気付いた。 最初の私なら、とにかく彼がどんな思いをしようとも 無理矢理にでも式を挙げられれば…約束を守ればそれでいいと思ってた。 地獄行きさえ免れれば… それでいいと思ってたのに。