「……雪結がこのままいなくなるなんて……昨日、15になったばかりなのよ?」 お嫁さんになって お母さんになって… あの子… おばあちゃんになりたいって…… そう言ったのよ? 「…ねぇ、疾風?」 「ああ…。」 母さんが廊下のソファーに座り込み、酷く落胆して呟いた。 「………。」 隣に腰をおろした父さんが母さんを抱き寄せた。 母さんは声を押し殺して泣いていた。 ガチャ………。 俺は静かに病室のドアを開けて、中に入った。 *