『……………』

「……………」

どちらも何も言わない。

風が出てきたため、公園にある木々を揺らす音だけが聞こえる。


「分かった……」

一生続くんじゃないかって思う程、長い沈黙を破ったのは智也だった。

『え……?』

「分かったよ…。俺にはもう入る隙間はねーんだな……」

『智也……』