SunFlower―恋の花が咲くまでー

「お見舞い?一輪で悪いんだけと…。姫ひまわりって言うんだって」

『姫ひまわり……』

ひまわり……あたしの1番好きな花……。

こんなに小さいのもあるんだね……。

「やっぱり向日葵ちゃんていったら、ひまわり…なんで泣いてるの!?一輪だから!?」

慌てたように言う太陽君。

『違っ…嬉しくて……』

涙を拭きながら言う。

「良かった……。ほら、泣かないで?」

頭をポンポンと叩きながら言ってくれる太陽君。

『ごめん…じゃないや…ありがとう』

そう言ったあたしに、一瞬キョトンとした後、笑顔で……

「い~え!どういたしまして!」

って言ってくれた。

やっぱりあたし、太陽君の笑顔が…好き……。