SunFlower―恋の花が咲くまでー

「本当に、向日葵ちゃん…ズルイよな……」

『ズルイって……?』

あたしなんかした……?

「あ!忘れてた!」

『え!?』

急に大声を出す太陽くんにびっくりする。

「潰れてないよな……」

何か呟きながら、荷物をがさがさし始める。

何だろう?

「大丈夫そうだな… 。はい!」

『え…?これ……』

あたしに差しだされたのは、一輪の小さな向日葵……。