SunFlower―恋の花が咲くまでー

――ビクッ!

どうしようかと思っていると、急に太陽君の手が伸びてくるのが見えて、思わず、びくっとしてしまう。

「え…?」

なんだ……ただ単にテーブルの上の麦茶を取ろうとしただけだったみたい……。

どうしよ…変に思われたかな…?

『あ、ねぇ暑いでしょ?クーラーつけよっか』

さっきの行動を誤魔化すかのように立ち上がる。