「え…?あ…でも……。じゃあちょっとだけ。お邪魔します…」

一瞬躊躇した太陽君だったけど、あまりに暑かったのか、ゆっくりと玄関へ足を踏み入れた。


――この時のあたしは熱のせいなのか薬のせいなのか…まだ頭が働いてなかったのかも知れない…。だって、昨日あんなに悩んだのにすんなり太陽君を家に入れちゃったんだから……。