SunFlower―恋の花が咲くまでー


***

「俺、里中になんかしたかな~?」

向日葵ちゃんといい、里中といい…女の子はよく分からない。

「ん?あぁ…別に梨優になんかしたとかじゃあ無いと思うよ?」

じゃあ、なんなんだ…?

里中の方を見ると、1人、前を向いて考えてる風だった。

「それより、この後、暇?」

「え…?あぁ暇だけど」

里中の方から視線を戻し言う。

「じゃあさ、3人で飯食いに行かね?」
「3人て…里中?」

「当たり前じゃん!俺、腹減ったし…」

夏休み間近のため、今日から午前中授業。

だから、お昼時の今は当然、お腹が空いている。