「朝倉太陽です。特技はすぐ寝れる事です!でも起きるのは苦手なので遅刻するかもです!宜しくお願いしまーす!!」


同じ苗字だ!


…っていうか最初から遅刻宣言てどうなの!?


「おいおい…教師の前で堂々と遅刻宣言するなよ…」


先生も案の定呆れ顔だ。


「…ったく…。一応全員終わったな!次、明日の日程のプリント配るぞー。後ろに回せ」


前から回ってきたプリントを受け取ろうとすると、彼…朝倉太陽君が言った。


「同じ苗字だったんだ。宜しくね?朝倉向日葵さん?」


人懐っこそうにニッコリ笑いながら彼が言った時、ちょっとドキッとしてしまった……。