彼女が愛した温もり



『ねぇどこ行くの?』

まぁ聞かなくても分かるけどね

きっと、あそこだ

『俺の家』

やっぱり

『ふーん』

冷たい言葉とは裏腹に私はとても嬉しいの

また、あの場所に行けると思うとね

『嫌か‥?』

信号待ちで私の目をみる

嫌なわけないじゃん