「私は前から中松さんのことを知ってたんです。

最初は匂いでした、

甘い匂いの、でも今まで嗅いだことのない

そうしたらいつの間にか目で追うようになっていて、
気付いたら話したこともないのに惹かれていました。

それから雨が降ったり
学校でぶつかったり
たくさんの偶然が重なり
私は運命だと舞い上がってたんです。

でも見ちゃったんです
中松さんがたくさんの女の子に囲まれているところを

そうしたらなんかもう
自惚れていた自分が恥ずかしくて
諦めようと、もう会わないと
運命なんて思った自分がバカらしくなって
連絡しませんでした。

でも諦められなかった
会いたくて、会いたくて
でも諦めるって決めた

そんな時にメールや電話がきて
我慢できなかった。
もう玉砕でも告白したい、
それより会いたいって

そう思ったら体が勝手に動いて
家を飛び出していました。

それでさっきぶつかって
また運命だと思いました。」