私は、空いてるイスに座った。








「有村」










「はい?」










なんだろ、改まって。








「これから、塾の日に、いる講師に送ってもらいな!俺がいるときは、俺が送るし」








「そんな・・・いいですよ、別に。今日だけで、良いですよ!先生方も、忙しいんですし、規則もあるんですから」










「それは、しょうがない。女の子を一人で、歩かせるわけにはいかない。それは、佐々木先生も知ってる。ましてや、有村は皆より遠い」










「でも・・・」









「いいから。俺から、頼んどくから!な?」