「今日は冷えるなー・・・」



『うん。

そうだふぇ・・・へくしゅんっ!』



圭ちゃんの前で
変なクシャミしちゃった・・・


「ん。」

恥ずかしくて下を向いていた
あたしに何かがかぶさった。


顔を上げると
圭ちゃんが着ていたはずの
ダウンがあたしの肩にかかっていた。

『・・・・ありがとっ!』

あたしは圭ちゃんに向けて
顔が赤くなりながらも笑って見せた。


それを見た圭ちゃんも
顔が真っ赤。


こういう圭ちゃんの
さりげない優しさも大好きなんだ。