「・・・・・あ、杉野?」


高木くんの少し低い声。

その声だけで心臓が潰れそう。



『う、うん。』

高木くんから電話なんて
半年振りぐらい・・・

「今からそっち行っていい?」

・・・・なに?

イマカラソッチイッテイイ?

ソッチってあたしの家の事?


『・・・・・っはぁ!?』



思わず高木くんに向かって変な声を発した。