どさっ。

ベッドに今度は押し倒された俺。
その上にまたがる女。

何をされても反応しない身体にため息しかでねぇ。

そういや・・・ネコ・・・説明はもう終わってるよな。

・・・あいつ、俺が心配してやったのに、何追い出してんだ?

・・??
俺が心配??

俺は心配はしてねえな。
響が心配してたから一緒に居てやっただけだが・・・

呼びだしゃ良いのか!・・・って、あいつ携帯持ってねえじゃねえか。

帰りに携帯買いに行こう。

不便だ。

「・・・ちょっと!」

「あ?」

「少しくらいは集中してくれない?」

今にもぶち切れ寸前な女が眉間にしわを寄せながら俺を見下ろしている。

集中ったって・・・
全くヤル気が無くなってんのに無理だ。

限界だな。

押しのけようと女の肩に手を掛けた瞬間、

「きゃっ!きゃああああああ!」