「ほらーネコー!鈴ー!日和ー!置いて行くぞー!」

響が校舎の入り口で叫んだ。
戸惑っていたネコも“行くぞ。”と声をかけると頷いて歩き出した。

その表情は不安半分、安心半分というかんじの複雑な表情だった。