パスタを食べ終えて、鈴くんに1つ目のケーキを相談しているとカラフルな頭で3人がやってきた。

日和くんも鈴くんが来た事に気付いて起き、今はお風呂に入っている。

「あ~!!ネコ良い物食べてる~俺にも~!」
「にいちゃんはさっきトリプルでアイス食べてたじゃん!」

「ネコおはよう。ゆっくり眠れた??」

「うん!秋季くん春季くん響くんも眠れた??」

響くんが私の座っている横に座り、逆の横には春季くんが座った。
鈴くんの横に秋季くん。
日和くんも髪の毛は濡れたままだが真ん中のソファにドカリと座った。

「ネコ??それ美味しいの??」

響くんが肩膝を上げて背もたれに身体を落ち着かせこっちに向いている。

1つ目のケーキに鈴くんオススメのフルーツタルトを選んで口に運んだばかりだった私は
「うん!おいひい!」
と口をもごもごさせて答えた。

「あーん。」

「ん??いるの??はい。」

「違う。あーん。」

お皿とフォークごと響くんに渡そうとしたが受け取ってくれず、大きく口を開けて口を指差している。

「・・・あーんするの??」

ちょっと恥ずかしい・・・。

少し大きめにフォークに取り、響くんの口に入れる。

「うまっ!」

笑顔で笑う響くんにつられてニヘラと笑う。

「おい。」

「へっ??わぁっ!!」

またもや・・・。

日和くんに軽々と持ち上げられ、真ん中のソファへの移動が強制的に行われた。