「何で、そんな噂流れてんだ?」

自分の瞳に、うっすらと涙が滲む。

「…さぁ。」

「僕はまだ
   ココにいるよ。」



あまりにサラッと
発せられた言葉。



私は、ただただ思う。





━━━…良かった……。



「…じゃあやっぱり、ただの噂なんですね?」

確認をとる。
…やっぱりまだ怖い。

「あ~!!誰だぁ?こんな噂流したの!?」

先生は、
呆れ混じりに怒鳴る。

私は、笑う。


…楽しくて、嬉しくて。





少し間が空いて、先生は不安げに、真剣な表情をした。

「…なぁ、松居。」

真っ直ぐな瞳。

「はい?」

私は笑みが残ったまま答える。








「…本当のことを、教えて欲しいんだけどさ。」

強すぎる瞳。