「じゃあ 離してください!?」 「ん??………無理。」 ってか更に 力強くなってない!? あたしはゆっくりと 包丁を置いた。 「…向井さんお腹 すいてないんですか??」 「すいてるよ。」 「じゃあ…… 「今はこうしてたい。」 ドキッー ダメだなぁ…あたし。 何も言えなく なっちゃうじゃん。 「ダメ??」 そんな顔で言われると 脈がヤバいことに なるって!! 「ダメ…じゃないです。」 向井さんは 満足そうに笑った。