「なに作るの??」 台所に立ったあたしの後ろに 向井さんは来た。 「内緒です。 向井さんは 座っててください。」 後ろにいられるほど すごい緊張するんだもん!! 「つまんない。」 いや、 そんなこと言われても… いろんな意味で困ります。 「っきゃ…ちょっ、向井さん!?」 いきなり 後ろから抱きつかれた。 思わず包丁を 落としそうになるのを 必死に堪えた。 「いいよ、作って。」 いや、無理でしょー!!