「なんで??」


なんで??…って

「恥ずかしいし…」


顔を真っ赤にして
そう言うと
向井さんは笑った。


「昨日全部見たのに??」


カァァァァー

って更に
顔が赤くなったのが
分かった。


「そーゆー
問題じゃないんです!!

向井さんのバカっ!!」


「はいはい。
分かりました。」

向井さんが立ち上がると
同時にあたしも
ちゃんと起き上がる。

とりあえず
前を布団で隠した。


「―――――っ!!」

声にならない
叫びを洩らすと
向井さんは
止まって振り向いた。


「どうした??」


腰いたい………