「いや、誰かに見られ…」 「みんなやってるから 俺らのことも気にしないよ。」 まぁそうなんだけど… 恥ずかしいもん。 あたしは 向井さんを見上げた。 「寒い??」 「大丈夫です。」 向井さんと くっついてるから暖かい。 「怜奈。キスしてい??」 向井さんはいつも 余裕あるみたいだけど あたしはまだ慣れない。 「あ…はい。」 あたしが頷くと 向井さんは 少し驚いた顔をした。 「すぐに頷いてくれるの 初めてだね。」 ……確かにそうかも。 「キス…好きになった??」