「まぁ……怜奈は 俺のことなんか どうでもいいもんな。」 島崎は髪を 掻き上げて笑った。 「あたしは 友達のつもりだったもん。 恋愛対象ではなかったよ…??」 それは本当だった。 島崎は友達。 そしてクラスメイト。 すると島崎は 向井さんに目を移した。 挑むような目。 なにを言うの…?? 「向井さん。」 「なに??」 向井さんは 平然としていた。 「俺…怜奈のこと ずっと好きなんですよ。 奪ってもいいですか??」