「………っ!!!!奈津!!!!」


「…………え…?」



重たい瞼をゆっくり開けると

男の子の顔が目に入った。


「…タカ君」


「俺はヨシだよ。

良かった…気がついて」



「あたし…寝てたの…?」


「気を失ってただけだよ。

ここは保健室」



そっか―‥あたし死んでないのか…

ん‥??でもあの時……