「何を聞いても…受け入れるからさ」 奈津の真剣な眼差しが俺に突き刺さる。 今まで誰にも話したことのない 〈俺達の過去〉。 「わかった、話すよ。 そこの公園にでも行こっか」 近くの公園に行きベンチに座り 大きく息を吸う。 「小さい頃…いや俺達が4歳のころ オヤジと母さんが離婚したんだ」