冷たい風に打たれて



「あ、笑ってなきゃ可愛くないんじゃなくて、普段ももちろん可愛いいよ!」


にっこりと風華に微笑みかける


「白石君…天然って言われるでしょ?」

風華はまた顔を赤らめながら言う


「そうかな~?あ、僕の事、水樹でいいよ!」


「分かったわ。水樹君。」


「だから~、水樹で!」

自然と笑みが零れる

「水樹。じゃあ、私も風華でいいから。」

「うん!風華!」


またまた可愛らしい笑顔につられて風華自身も笑顔になった

それからたわいもない話をした


辺りが紅く染まる頃

「じゃあ、また明日ね!」

「あ、うん。また明日。」

手を振り水樹を見送った


明日は学校へ来れるかも分からなかったが、水樹の純粋な笑顔につられ、ついついまた明日と言ってしまった