風華が日本海沿岸200キロへと着くと上空には既に太陽が昇り明るく雲を照らしていた 風華はそこに留まると目を閉じ深呼吸をした そして目を開け、両手を広げ北へと向ける そして風の向きに逆らい風を勢いよく北へと送る その細い手は力強く見えた ビュゥゥゥー 風と風がぶつかり合い数十メートル先で大きな音がしていた