冷たい風に打たれて




しばらくして国会議事堂へと着いた


神谷と一緒に裏門から入出する


そして見慣れない守衛が風華と神谷を制止した


「女子高生が来る所じゃない!誰から聞いたんだ?ここの入り口を!」


「何か?貴方には私を止める権利はないわよ。」

厳しい目付きで守衛を睨む


「風華様。」

さっきので風華が苛立っているのに神谷がすぐに気付いた


「何事だ?新人!!あっ!」


奥から初老の守衛が出てきた


「巫女様!!申し訳ございません!どうぞお通り下さい!」
初老の守衛はまだ若い守衛の頭を無理矢理下げさせた

若い守衛は何故頭を下げさせるのかが解らずにいた


「…いいえ。私も言い過ぎたわ。私の顔を覚えておいて。またしょっちゅう来なければならないから。」


「は、はい!」


「それと、山崎おじいちゃん。巫女様はやめてよ。」

「いや、巫女様以外のぴったりな呼び名はないだろう?」


山崎と呼ばれた初老の守衛はにっこりとしわくちゃな顔を更にしわくちゃして笑う


「もう…。仕方ないわね。じゃあ、行ってくるわ。」