「到着致しました。風華様。」 そこはこの辺りでは一番高いビルで正面玄関の前に車は横付けした 風華は車から降りそのビルの最上階へと向かう そして神谷は風華の部屋のドアまでいつもの様に見送る 「では、おやすみなさいませ。風華様。」 「おやすみ。」 誰もいないだだっ広い部屋に明かりを灯す しーんとした室内にカチカチと壁掛け時計の音だけが聞こえた