「高校生らしく…?」
「そう。…あ、電車が来たよ。」
電車が構内に入り、冷たい風が髪を揺らす
そして、ドアが開き今度は電車内の暖かい風がドアから水樹や風華の頬を撫でた
二人は電車に乗り込むと、電車内は出勤の人と学生で少しだが混み合っていた
少し離れた場所に座っていた女子高生の二人組が小声で水樹を見ながら話をしている
「あの人、かっこよくない?」
「本当だ!かっこいい!!どこの高校かな?」
風華は繋がれた手を見つめた
「…水樹。」
風華は少し照れたように水樹を呼ぶ
「ん?何?」
「そろそろ…手…。」
「えっ?あ!!ごめん!」
水樹は顔を真っ赤にして無意識に繋いでいた手を離した
遠くで男子高生の話が水樹の耳に入る
「あ、あの子可愛くねぇ?」
「えっ?!どこどこ?」
「ホントだ。でも、男連れじゃんかよ。」
「いや、ただの友達かもしれないぜ?」


