「ひーろっ♪」 「な、何……?」 俺、一宮 弘秋(イチミヤ ヒロアキ)。 HEROとは程遠い、地味な俺。 そして、明るい性格の彼女。 まさか、俺に彼女が出来るなんて夢にも思わなかった… 彼女から告白された時は、とっさな事だったから、焦りすぎててテンパってたことを今でも覚えている。 「何って……。ねぇ、ひろ。また読書なんかしてるの?」 「読書は俺の日課。」 「そうだけど-…少しぐらい構ってよ……」