消えないでいてと願うのは、きっと私のエゴでしかない。 今にも空に溶けてしまいそうな白を持って。 屈託もなく笑う君が大好きなんだ。 少し離れた場所で、必死に涙をこらえる私に。 はやく、こっちにこいと、手招きをする。 これが最後になると、残酷な言葉。 頭に響いて、動けない。 立ちつくしたままの私に、やっぱり笑顔の君。 あぁ、大好きなのに、なんで…。