ひだまり気分

「ギリギリセーフ
朔は相変わらずだね」


「おっ、おう
いきなりどうした」


教室に入るなり
歩み寄って来たのは

中学からの
私の親友である
田崎美奈

姉御肌で頼りになる
自慢の姐さん
兄弟のいない私は
本当のお姉さんみたいで
すごく安心する


「どうせ寝坊でしょうが
本当に成長しないね朔」


「むぅ。そっ…
そんなことないもん」


美奈に言い返した
成長してるんだからね
これでも一応