ー…そして門のでかさにたじろいでいる、今にいたる。



……でかい。でかすぎる。



疲れかストレスか悲しさか驚きかわからないけど、くらぁっときた。



…誰もいないんですけど。遅刻?え………遅刻?



本当にいやになったけど突っ立ったままいるわけにもいかないので人差し指でつーんと押してみる。



…………ガシャ



…開くのかい。



「………………よし」



そして、意を決してこれから波乱な高校生生活が待ち受けている学園内へと足を踏み出した。