「・・・・・・・・・深田さんちの・・・おじいちゃん?」




うちのおじいちゃんはかなりのゲートボール好きで、毎週日曜には近くの公園でお仲間さんたちと練習をしたりしていて、そのお仲間さんのなかの一人が深田さんちのおじいちゃんで私もかなり可愛がられていた。



・・・でもなぜその深田さんちのおじいちゃんがこんな学校にいて、しかも華子と抱擁しちゃっているの。。。?



『いや~もえちゃんよく来たねぇ~。こんな山奥までタクシーだったなんて大変だったろう??今お茶の用意をするように言ってくるからね。』



にこにこしながらそう話すのは確かに深田さんとにおじいちゃんだけれども、、、、、



・・・あ、あれか。もしかしてもしかするとこの深田さんちのおじいちゃんこの学園の・・・理事長なんだ。。。。って、それってさらにもしかしてもしかするとお母さんの知り合いで入れてもらったんじゃなくておじいちゃんのコネでいれてもらったんじゃん・・・



「・・・・・・・・・・・・恥ずかしい。」



コネで入れてもらったことへのあまりの恥ずかしさに思わずつぶやいてしまった。