なんだかあり得ないドリームワールドに迷いこんでしまったようで、混乱する。




あぁ…普通の高校に行きたい……普通の生活に戻りたい……



普段、【〜したい】という気持ちが存在しない私がこう思うのだから、きっとよっぽどだ……。





「……はぁ。」



疲れた私は、思わずその場にしゃがみ込む。






『あれ?!人だ!!大丈夫〜っ!?!』




…という叫び声が聞こえて、とたたたただだだだダダダダダダッという音がすぐに迫ってきた。