中に入ると、小さな窓辺の近くに数人の女の子が並んでいた。 「なんだろ?」 私は最後尾に並んでる子に声をかけてみた。 「ねえ、これってなんの列なの??」 「これは寮の入居手続きの列よ」 眼鏡をかけた女の子が丁寧に答えてくれた。 「ありがとう!」 私は笑顔でそう言った。 「じゃ、私たちも並ぶわけね?」 「そういうことだね…」 めんどくさいなあ… なんて思っていたけど、列には3人くらいしか並んでなかったから、私達はしぶしぶ列に並んだ。