プルル…
プルル…
ガチャ
「もしもし?」
「もしもしお母さん!?沙菜だけど…」
「あら、沙菜?なに?どうしたの?」
いつもと変わらない口調で言うお母さん。
ふっふっふ…
聞いたらどれだけビックリするかな?
「あのねお母さん!!私、……受かったの!!」
「…は?」
…は?
はっ?って何よ…?笑
「いやいや。は?じゃないから!野崎女子学園に受かったって言ってんの」
通じたかな?
「…」
…あれ。
電話越しからはお母さんの声も、物音も聞こえなかった。
「おーい?お母さーん?」
「…」
私が声をかけても、お母さんは無言。
「…ちょっと!!聞いてます!?」
私がそう言うと、お母さんはいきなり怒鳴り出した。
「…馬鹿娘!!!実の母親に、なんていう嘘を吐くの!」
…え
ええええええええええ!
「え?ちょっとお母さん!?」
「あんたみたいな成績悪い馬鹿娘が野崎女子学園なんか受かる訳ないでしょ!?」
うわあ…
私が受かったの嘘だと思われてるー…。
しかも馬鹿娘ってなんだよ…
「嘘じゃないって!」
「あんたじゃ話にならないわ!久美ちゃんに変わりなさい!」
私は今まで、こんな酷い母親を見たことがない…
