それから私たちは空港を出てホテルに向かった。
右、左、前、後ろ。
どこを見ても人人人!!!
しかもスーツ着て、めっちゃキャリアっぽい人ばっかり。
「すごーい!あれが噂のサラリーマン!?」
私はスーツを着たおじさんを指差しながら言った。
私の田舎はみんな畑仕事だったからなあ…
「えっ!!なにあれ!」
初めて来た都会に、私は興奮しっぱなしだった。
「沙菜さ、興奮する気持ちは分かるけど…もうちょっと静かにして!!恥ずかしいんだけど」
くーちゃんはそんな私にあきれっぱなし。
「ごめんごめん!」
私がそう言うと、くーちゃんはため息をした。
そんなくーちゃんに気付かず、私の気分は絶好調だった。
