「で。あなたたちはどこの誰で、一体何をしにここに来たわけ?」
部屋に入りベッドに腰をかけたくーちゃんは、単刀直入に聞いた。
ってかくーちゃん、絶対今機嫌悪い!!!!
男の人あんまり好きじゃないしなあ…。
私は椅子の逆向きに座りながら、奴らの返答を待った。
「俺は、天王寺悠泰。こっちは天王寺椿。俺の幼なじみ」
へー、幼なじみなんだあ…。
と、なんだか1人で感心(?)してしまう私。
「私は、大嶋久美。この子の幼なじみ。それでこっちが―」
くーちゃんが私に視線を送る。
自己紹介しろってことかな?
そーだよね、うん。
こんなウザいやつでも、礼儀は守らないとね!
「玉森…」
「玉森沙菜。」
「はへえっ!?」
自己紹介しようと思ってたのに、何故か天王寺悠泰に名前を呼ばれた私。
しかも反射的に変な返事しちゃったし…
「ぶっ!なんだよ、その返事!?やっぱお前おもしれーなー!」
ゲラゲラと笑う天王寺悠泰。
ムカつくなあ!!
本当なんなの!?
こんなののどこがいいんですか、女子!!
「うるっさいわね!!笑わないでよ!ってか、早く用事済ませて帰れーい!!」
私は出口を勢いよく指差した。
「じゃ、単刀直入に言う。」
一瞬の沈黙のあと、奴は「玉森沙菜。」と私の名前を呼んだ。
「な、なによ…」
奴が1歩ずつ私に近づいて来る。
奴の整った顔に、不覚にもドキっとしてしまった。
奴は私の1歩手前に止まると、私を見下すようにみた。
「お前、俺と付き合え。」
は?
