目を向けた先には…
たくさんの女子に囲まれてる男の子2人がいた。
「やばい!ほんとにカッコいいー♪」
そんな事言って騒いでいる女子たち。
カッコいい?
私がいるところからは2人の顔はよく見えなかった。
でも、そんな事はどうでもいい。
問題は…
私はあいつらのせいで睡眠を邪魔された。
という事だった。
私の怒りメーターはどんどんと上がってく。
「こっちの迷惑も考えろっつーの…」
私はボソっと呟いた。
はあ…
最悪。
そんな風に私が思っているとは知らず、彼女達は騒ぎをやめない。
あー…
まじ黙れー…
「悠泰様!!ダンスはどなたと踊られるんですか!?」
女の子のうちの1人が、男に聞く。
ダンスなんてあるんだ…
ま、私には関係ないか。
なんて思って、足をプラプラとして遊んでいた私。
「じゃあ…」
男は、そう言って女の子を選んでいる。
あほらし。
「そこのお前」
そう言って男は女の子を決めたみたいで。
あー
良かったですねー
決まったんならどっかいってください。
と、人事に思っていた私。
興味のカケラも沸かず、そっちの方に目もくれなかった。
「お前だよ。そこのソファに座ってるお前」
そこのソファに座ってる………お前…?
私はその言葉が気になり、辺りを見回した。
ソファは私が座ってる物以外はなかった。
しかも、この唯一のソファは私が独占してる。
まさか…
まさか…
私は恐る恐るそちらをみた。
男は踊ろうと思った女の子を指差していた。
…そう。
その指先には…
「わ…わたし…?」
私がいた…
