「…沙菜。沙菜…」
ん…
誰かが私の名を呼んでいる…
「沙菜…!」
ついでに体も揺らされる。
でも、頭が起きていない私は反応する事か出来ない。
「…今日の夜ご飯はハンバーグ…」
………ん?
「ハンバーグ!?!?!?」
なんとまあ情けない私は、ハンバーグなんて言葉ですっかり目が覚めてしまった。
「はあ…。やっと起きた。ほら、早く行こうよ!!もうみんな行っちゃったよ?」
「え?行くってどこに…」
私は辺りを見回した。
確かに、私達の他にこの教室には誰もいなかった。
…はて?
私が首を傾げると、くーちゃんは再び溜め息をつく。
「あんた…。全く先生の話聞いてなかったわけね?」
「え。……うん」
私はこく。と頷いた。
頷いた瞬間、ごつ!と頭に衝撃が走る。
「いったぁああ!!!!」
どうやら私は、くーちゃんに頭を殴られたようで…。
「あら、ごめんなさいね。頭下げたから殴って欲しいものかと思ってたわ」
と、わざとらしく謝るくーちゃん。
あー…
痛い痛い…。
「これから、隣りの男子校と顔見合わせパーティーみたいなのやるの。」
「顔見合わせパーティー?」
なんじゃそれ。
ってか、なんで隣りの男子校と顔見合わせなんてしなきゃいけないの?
「隣りの男子校とは、行事とか合同にやる事が多いんだって。だから、今から顔見合わせとこう!って感じらしいよ」
くーちゃんが嫌そーに言う。
そりゃ、そうだよね。汗
男の人がめんどくさいから女子高きたのに…
男の人と縁がキレないのね、くーちゃんは。汗
「ま、そういう事だから今からホールに行くの!」
「へーい」
私は重い腰を持ち上げ、歩きだしたくーちゃんを小走りでおいかけた。
