「晶もあきれていたぞ」



満理さんの勝ち誇った笑顔が嫌…



泰我がわかってくれないことが苦しい………



「お前は、凡人だからわからないんだろ!!!」



「…ッ!!」



ヒドい………



凡人なのが…いけないの???



じゃぁ、お金持ちの人は何があるのよ………!!!!!



「すいませんでした………」



「すいませんでしたって言えば許してもらえるって思っているのですか?このメイドは!!!」



悔しい…………



キッと泰我と満理さんを睨んだ



泰我はビックリしたように私を見た



ばたーーーん!!!



悔しくて



その場にいたくなくて、走り出した



少し走ると、嗚咽で苦しくて走っていられなくなった



「ひっ…ひっく……」



薄暗い屋敷の中



廊下を泣きながら歩く



泰我のバカ………



「…ひぐっ………」