「あ、涙止まった…」
泰我…誤解したかな……
嫌いなわけじゃないのに………
がちゃっ
泰我が拗ねたような顔でもどってきた
「…依千花?」
低い声で私の名前を呼ぶ泰我
息が止まったみたいに動けなくなった
…ドキドキしてる…
名前を呼ばれただけなのに…
「ほら、」
投げられたのは、コチョウランの花束
「?…ありがとうございます…」
前にも、もらったけどな……?
白くて可愛いコチョウラン
「…その花言葉…知ってるか?」
「……?」
知らない…
花言葉なんて…
「コチョウランの花言葉、」
泰我と私の視線がぶつかる

