100万回愛してね★

そういって彼は行こうとした。



コツン



なにか落ちてる・・・。



「あの!教科書落としてますよ!
えっと・・・1年B組」



タメじゃん!



「黒澤・・・。・・・?あい・・・と?」



教科書に書かれてる名前を読もうとした。



「まなと。」



「え?」



彼は私の目の前にいた。



「“あいと”じゃなくて“まなと”」



「え・・あ・・。
ごめん!」




「別にいいけど。・・・かっこ悪いだろ。
男の名前に“愛”が入ってるのって」




彼が急にそんなことを言い始めた。