100万回愛してね★

「由紀は?」






愛斗は私の顔を覗き込むようにそう聞いた。








「・・・好き」







当たり前じゃん。大好きだよ。










「さっきさ、はるかが来て怒られたよ。“由紀ちゃんを泣かしたの?女の子を泣かしちゃダメじゃない!”って・・・・。俺とあいつはもうなんにもないんだよ」









「でも、はるかさん・・・。愛斗を探してたよ?」









「あー。なんか、話があったらしいよ。なんだっけな・・・。あ!彼氏ができたって自慢された。はるかと再会した時に由紀さ、先に教室帰っただろ?そのあと、すっげー惚気話聞かされた。さっきもその話だよ」








愛斗はめんどくさそうに頭をかいた。