少し走ったあと、愛斗は止まって私を降ろした。







「何でさらってんのよ」








私は少しふてくされたようにそういった。








本当は凄く、嬉しい。









「ゴメン。2人の会話、聞いてた。それで・・・・・。焦った」







焦った?何で?








「はるかさんは?図書室に行ったよね?」