「でも、中学２年生の時にたまたま出会ったのが今の彼でした。
私は当時、恋愛に疎かったのですが本当に一目惚れというもので…
家柄がこんな家柄ですから、実るはずがないとは思いつつ、彼をお慕いしていました。
私の家で開かれた正式な結納の時、私はどうしても行きたくありませんでした。
でも、嫌々お母様に出席させられ婚約者の相手が彼だって判ったんです」
すごいドラマチック…！
そりゃ運命感じちゃうよね。
…でも、こんなストーリー、どこかで………
「それって…、まるで『眠れる〇の美女』のオー〇ラ姫と王子様じゃない？」
「そう！それ！
オーロ〇姫だよ！」
そうだよ！
まんま〇ーロラ姫と王子様じゃん！
本当に運命の出会いってあるんだなぁ…。
「そうですね…
今言われてみると、全くストーリーが同じですね。
でも、残念です。
結婚式には白無垢って、家のしきたりで決まってるんですよ。
だから、私も白無垢で………」
「純和風の結婚式かぁ…。
最近、そんな結婚式が少なくなってきてるらしいからね。
羨ましい！」
白無垢かぁ…。
