美しき空

「美空のためを想って…だったんですよね…?」
空海は悲しそうに美空を見る。
悠久と空海の二人の視線の先には永遠の胸ぐらを掴み、前後に揺する美空がいた。
「…またなにか言ったのか?永遠は…。」
「いえ…。たぶんまた美空の勘違いかと…。」
前を歩く永遠と美空を見つめながら、悠久と空海はため息をつく。

「まったく…永遠!時間だから行くぞ!」
悠久に呼びかけられて永遠が振り向く。
「ああ…、解った!」
永遠は美空の手を離して悠久の元に歩き出す。
「…!?あ…!」
美空は慌てて離された右手を永遠へ差し出す。