美しき空

「悩んでただろ?
自分は何もしてやれないって…。」
悠久は空海を見る。
「はい…。でも変わらないことが解ったんです。」
空海は真っ直ぐ前を歩く永遠と美空を見つめた。
「変わらない?」
悠久も永遠と美空を見つめる。
二人の視線の先には楽しそうに話をする永遠と美空がいた。
「美空も永遠くんも高校の頃と全然変わらないんです…。」
「どういうことだ…?」
「二人ともつき合ってた頃のように一緒にいるんです…。
別れたことさえ忘れてしまうくらいに…。」
「なるほどな…、確かに二人は変わらない…。
もともと嫌いになって別れたわけじゃないんだからな…。」